兵庫県では令和3年度から「学生未来会議」を実施しています。若者の自由な発想による意見・提案を県政に反映させるため、県内の大学生、専門学校生、高校生たちが知事と直接向き合い、自由に意見交換。令和5年9月には県公館に約140名が集まり、将来の妊娠のための健康管理を促すプレコンセプションケアの推進や、大学学費・奨学金の負担軽減、多様な働き方の推進について熱い議論が交わされました。若者のアイデアが未来の「ひょうご」に活かされるのって、うれしいですね。
大学で奨学金を利用している人は、将来の返済が気になるものですね。そんな時には兵庫型奨学金返済支援制度が心強い味方になります。県内の中小企業に就職した40歳未満の正社員が、日本学生支援機構の奨学金を返済する際、県と中小企業等が連携して従業員の奨学金返済を支援し、若手社員の負担軽減と中小企業の人材確保につなげます。令和6年1月現在、県内の約260社が制度を導入しています。就職するなら「ひょうご」を検討してみませんか?
※従業員の年間返済額が18万円の場合
日本のほぼ中央に位置する兵庫県。北は日本海、南は瀬戸内海に面し、地形・気候・歴史もさまざまで、大都市から農村までが日本の縮図のように勢ぞろい、お気に入りのまちやライフスタイルがきっと見つかります。
移住時は新しい仕事が見つかるかも気になるところ。県では転職や移住を後押しする支援策として、県内企業の情報を広く提供する「ひょうごで働こう!マッチングサイト」や、移住支援金・起業支援金などを多彩な取り組みを進めています。例えば、直近10年間のうち通算5年以上、東京23区に在住・通勤していた人で、移住先の対象市町で5年以上の居住を予定している場合は、移住支援金の対象となります。県内企業での「おためし体験」も令和4年度からスタート。首都圏からの参加者には、体験中の宿泊費と旅費を助成するなど制度がさらに充実しています。空き家の活用や田舎暮らしを考える人へのサポートも強化。兵庫県への移住をお考えの方は、無料で移住相談ができる兵庫県移住相談窓口までぜひご相談ください。
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移住者のバランス感覚を大切に
地元客と観光客の絆をつなぎたい
移住の良さや将来について語り合う吉岡潤さんと北村真弥さん
兵庫県には、県内の中小企業に就職した40歳未満の正社員の奨学金返済をサポートする兵庫型奨学金返済支援制度があります。日本学生支援機構の奨学金返済について、就職から最長17年まで企業と本人に、年間返済額の3分の1の額(上限年6万円)をそれぞれ補助。対象年齢の緩和や、補助期間の延長が検討されています。
「播州百日どり」を通常の2倍乗せた「肉倍」メニューも吉岡さんが考案
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道の駅「杉原紙の里・多可」は深い山あいにある
道の駅「杉原紙の里・多可」は深い山あいにある
道の駅でお土産探しを楽しむ北村さん
吉岡さんが移住者の視点を大切に道の駅を運営されている姿勢に感心しました。私も、留学生の友達から日本や、出身地の山口県の魅力に気づかされたことがあります。外からの目を生かすことは大事ですね。自分の強みを見つけ、積極的に行動するところもうらやましい。私もこれから兵庫の良さにいっぱい出会いたいですね。
PROFILE
大阪府豊中市生まれ。同志社大学を卒業後に大手衣料品会社に就職。令和3年に同社を退職して多可町に移住。地域おこし協力隊として、令和4年1月に道の駅「杉原紙の里・多可」の駅長に就任。大学時代から続けるYouTubeチャンネルやTikTokでも道の駅や町の魅力を発信して話題を呼んでいます。
町内産の自慢のお米「金黄舞」を棚出しする吉岡さん
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「やってみよう精神」で
古民家で暮らしながら子育て
築約130年の古民家で暮らす加藤さんご家族
加藤さんご家族が暮らす市野々集落は、市の玄関口・JR篠山口駅から最も遠い山あいに位置し、集落の人口は約60人。蔵之助くんの誕生は、集落にとっても大きな喜びとなったそうで、梨絵さんが出産後、蔵之助くんと初めて自宅に帰った時には、近隣の皆さんが自宅に眠る鯉のぼりを久しぶりに引っ張り出し、青空にたくさん泳がせて、盛大に出迎えたそうです。
丹波篠山市の市野々で、築約130年の古民家に1歳の蔵之助くんと暮らす加藤さん夫婦。令和4年春に大阪市内から移住し、俊希さん(30)は地域おこし協力隊として空き家対策の活動をしながら、移住前からの仕事であるマーケティング職を個人で続けています。梨絵さん(33)は蔵之助くんの出産後から近隣の京都府内の地域包括支援センターに勤務。企業内保育園が同じ建物にあり、親子一緒に通勤しています。
移住のきっかけはリモートワークが普及する中、「2拠点生活を始めたい」と思ったこと。俊希さんが仕事で何度も訪ねたことがあり、梨絵さんの実家がある明石市にも近い丹波篠山で探すうちに、今暮らす古民家に出会いました。「改修済みで売りに出ていて、お試し宿泊をしてみると昔ながらの建物の雰囲気が気に入ったんです。すぐに二人で購入を決めました」と俊希さんと振り返ります。
移住直後は写真入りの挨拶文を集落の住民に配布。「アンティークや古いものが好き」と書き添えると、「祖母が使っていたからどうぞ」という箪笥を近所からいただくなど集落の人たちとの交流が始まりました。そして、地域の課題解決に取り組む地域おこし協力隊の募集を知ることに。「住み始めると空き家が多いことを実感。自分の好きなことと方向性が合う仕事で地域にプラスになるのなら」と協力隊に応募し、大阪のマンションを解約して、丹波篠山での暮らしに本腰を入れることになりました。
梨絵さんは「集落の皆さんが想像以上に温かく迎え入れてくださいました。あまり考えすぎず『やってみよう精神』で来たのが良かったのかも。豊かな自然の中で子育てができ、貴重な経験に恵まれていることを感じる」と話します。俊希さんは近々、古民家再生事業を行う会社を立ち上げる予定。「ここでは大工や左官など手仕事を生業とする人たちと一緒に仕事ができ、新しい可能性に出会えます。空き家に明かりが灯り、皆で祭りや農作業をしたりして集落を再生したい」と夢を膨らませています。
リモートの進展で都会との距離感は感じないと話す俊希さん
右)キッチンも既にリフォーム済みですぐに生活が始められた
左)床の間もある座敷で元気に遊ぶ蔵之助くん。
PROFILE
大阪から丹波篠山市市野々集落に移住した加藤家。俊希さんは平成5年群馬県生まれで、地域おこし協力隊であるとともにマーケティング職を個人で営む。近々、会社を設立する予定。梨絵さんは平成2年兵庫県生まれで助産師をしていたが、現在は地域包括支援センターに勤務。令和4年4月に生まれた蔵之助くんは集落で約20年ぶりの赤ちゃん誕生となった。
地域おこし協力隊コーディネーター
河口 英樹さん
丹波篠山市は移住者に対してきめの細かいサポートを実践しています。地域おこし協力隊もフリーミッション型が特色。地域が求めている内容や人材を、私たちコーディネーターが丁寧に聞き取り、協力隊の応募者と直接話してマッチングします。言わば「地域の人事部」のような存在、行政や地域をつなぎ、起業しやすい環境を作り、永住を支援しています。
加藤さんが暮らす地区は、空き家率の高さが課題でした。加藤さんは他県に暮らす所有者と粘り強く交渉し、信頼を得ています。加藤さんが、移住して間もない頃に、集落の人に挨拶文を配ったのは地域に馴染むうえで大切なポイントでした。地方ではどのような移住者が来るのか気になるもの。自分から自己紹介すると早く地域に溶け込めます。これからも期待しています。
「地域の人事部」として支援したいと話す河口さん
「一風変わった、移住動画です。」
この動画の紹介を依頼すると、兵庫県の移住促進担当者が、いきなりこう言った。なんだそれ?
長い時間をかけ、雑談できるほど仲良くなった取材チームが、「きっかけ」や「子育て」等のテーマ毎に移住者の生活を切り取ってできた28のストーリー。どれも2分程度でさっくり見れる。
なるほど。ここまでリアリティのある移住動画はあまりないかもしれない。「移住を自分事化する」という感覚を、是非体験して欲しい。
https://www.yume-hyogo.com/hyogo_iju_story/
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兵庫県は一人ひとりが健康で、いきいきと暮らす社会の実現を目指して、「スポーツ立県ひょうご」を推進しています。プロスポーツクラブと連携し、子どもたちがスポーツに触れる機会を増やすため、小中高生をプロスポーツの試合観戦に招待したり、選手やスタッフから直接指導を受けられるスポーツ教室などを開催。これらの事業には「ふるさと納税(ふるさとひょうご寄附金)」や「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)」が活用されています。
県立学校の児童・生徒が充実した学校生活を送れるよう、生徒たちが作成した整備計画に基づき、授業や部活動で使用する用具・備品等の整備を実施しています。
平成7年の阪神・淡路大震災では復興の過程で、傷ついた心を芸術が癒やしてくれることを県民は実感しました。そこで平成16年に「芸術文化振興ビジョン」を策定。2度の改定を経て、芸術文化をすべての人が楽しめる取り組みを進めています。令和4年度からは芸術文化施設の無料開放や無料イベントを実施する「ひょうごプレミアム芸術デー」がスタート。無料の一時保育や子ども連れの方・障害のある方を優先的に案内するハートフル・ファストトラック、赤ちゃん連れのパパ・ママも周りを気にせず観覧できる「自由に話せる観覧日」などが好評。他にも、Z世代の芸術文化作品等の発表の場の創出や学校の部活動をサポートする「アートで躍動 Z世代文化部応援プロジェクト」も展開。心豊かな「ひょうご」の魅力を体感してみませんか?
兵庫県教育委員会が令和5~10年の6年計画で進める県立学校の環境整備の一貫として、県立社高校を含めた3校のグラウンドの人工芝生化が決まりました。県立唯一の体育科がある社高校に人工芝グラウンドを整備。よりよい環境でのプレーが可能になります。