令和6年7月12日 IHDセンタービルにおいて県立龍野北高校看護専攻課4年生の皆さんに、保健医療部医務課と合同で「ビジョン出前講座」を実施しました。
対象者:県立龍野北高校看護専攻科4年生
人 数:41名
看護専攻科4年生のみなさんに、2050年の兵庫の姿を描いた「ひょうごビジョン2050」を策定した背景や意義について、今の社会潮流等を踏まえお話しさせて頂き、本題として県の保健医療計画の内容について講義させて頂きました。講義後、「地域医療の課題」と「地域医療の維持・発展に果たす看護師の役割」をテーマにグループワークを実施し、グループごとに議論した内容の発表を行って頂きました。
○学生からの主な感想
【ひょうごビジョン2050について】
- 兵庫県がどのようなビジョンで動いているのかを知らなかったため、今回の講演で知ることができて良かったと思いました。兵庫県は少子化と高齢化が進んでいること、それにより経済が悪化する可能性があるということが分かりました。
- このビジョンには、2050年までの長期的な視点から、兵庫県が目指すべき未来の姿や目標を描かれており地域の発展、環境保全、経済の活性化、社会福祉の充実など、様々な分野における施策があり、兵庫に住んでいる私たちの未来がより良くなると感じました。
- ひょうごビジョン2050は兵庫県民の方のリアルな声を聞いて、それをもとに作られたものだということを知り、少し驚きました。それと同時に、共にこれからの社会を作っていくという姿から、これこそが医療の場においても大切なことなのではないかということを学びました。ありがとうございました。
【保健医療計画について】
- 少子高齢化により医療機関にはたくさんの問題が出てくるのだと学びました。病床数の偏りや、准看護師の廃止、高齢化による医療費の増大など、たくさんの問題が挙げられており、それらを解決するためにグループを立ち上げ、安心した社会になるように取り組んでおられるのだとわかりました。また、グループワークでも班のメンバーと議論し合い、パワーポイントにまとめ、発表することにより、他の班の子達の新しい意見を聞けたり、自分たちの考えを明確にし新しい知識を得ることに繋がったと考えます。私も、医療に携わる者として、たくさんの患者さんの笑顔を増やせるよう、社会にも目を向けて関わっていきたいと考えます。
- 地域医療の維持・発展に果たす看護師の役割として求められることは、看護師一人一人の知識や技術の向上や他職種や地域との連携であると考えました。知識・技術向上のために日々学習することは大切だが、社会の変化にも対応していける看護師になることが現在の社会には求められてくるため、社会情勢にも視野を向けていきたいと思う。
- これから医療に関わるものとして、社会の情勢を知り、課題を理解し、受け止めていきながら、それに応じた対策を考えていくことが大切だと学ぶことができました。また、これから起こりうることを事前に予測し、先を見据えた行動をとることが大切なのではないかと考えることができました。ありがとうございました。
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興味のある方は
「若者出前講座」は、未来を大胆に楽しく発想することが目的です!ハードルは高くありませんので、ぜひ皆さんの学校でもいかがですか?興味のある方は、企画部計画課へお問い合わせください。
(連絡先)
企画部計画課
電話:078-362-4373 メール:keikaku@pref.hyogo.lg.jp