令和5年12月20日(水)兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校(神戸市北区)において、高校3年生に対し、兵庫県の今後の展望などを話し合う「ビジョン出前講座」を実施しました。
対象者:高校3年生 93名
講座では、2050年の兵庫の姿を描いた「ひょうごビジョン2050」を中心に、社会変化の潮流や今後の未来予測、また地域の現状や県の施策などについてお話しました。
また、グループワークでは、「未来の自分の姿」をテーマとして、5年後、10年後、20年後の自分の仕事や住まい、生き方などについて活発な議論が行われました。
受講した学生からは、以下のような意見をいただきました。
「2050年までに神戸市ほどの人口が減る予想がされていると聞いてびっくりした。自分の10年後、20年後まで考えることは今まであまりなかったので、兵庫の未来や自分自身の未来について考える良い機会になった。」
「私が思っている以上に、兵庫県には文化と自然があふれていると思った。進学で県外に行くが、兵庫県は子どもの教育に適しているなと思ったので、自分が子どもを産んだ時に教育のために戻ってくることもアリだと感じた。」
「10代~20代が他県に行きたがる理由としては、他県に魅力を感じたり、兵庫県にはないものが他県にあるからだと思う。もっと兵庫県に魅力を感じられるものを作っていくべきだと思う。まだまだ兵庫には自分の知らない一面があると思うので、もっとたくさんいろんな兵庫県を知っていきたい。」
「今は大学も決まったが、やりたいことが明確に決まっていないので、やはりそれではだめなんだと感じた。授業内の個人ワークで、将来の自分を描いていくうちにどんどんやりたいことが増え、ビジョンを持って生活していくことが大切だと思った。」
「自己決定をして、ビジョンを立てることで幸福感につながると聞き、自分の未来について考えてビジョンを立てることができてよかった。グループワークでは、いろんな人の将来のビジョンを聞くことができた。少子高齢化に貢献できたらいいなと思う。」
「兵庫の人口は減っているので、多様に生きれるようにする社会をつくっていくことが大事だと思った。県外から人を集めるために、町の魅力をまわりに伝えて、県内からの流出を防ぐために、公共交通機関の整備や福祉サービスの充実、娯楽施設を増やすといった町の利便性を高めるほか、他の町にないものをつくり、オンリーワンの町をつくることも必要だと感じた。」
「5年後、10年後の未来の自分の姿を考えるのは意外と難しかった。そもそも今までちゃんと考えたことがなかったので、少しずつ考えていきたいと思った。また、少子高齢化が進んでいる世の中で、兵庫は今後の世の中を良くするための政策がたくさん考えられていて、他人事ではだめだなと思ったので、これからもっと知る努力をしていこうと思う。」
「自分の将来の夢や大学については考えたり、友だちと話すこともあったが、20年後の未来などは全く考えたことがなく、想像もできなかった。自分が抱いている気持ちや職場などが全て思い通りにいくわけではないけど、自分の人生が充実できるように今を頑張りたい。兵庫県を離れても、いつかはまた家庭を築いたりできたら子どもと一緒に神戸に戻ってきたい。」
今回の出前講座は、大学・専門学校への進学や就職する高校3年生が、地域や社会を支える一員として、今後、様々な課題にどう取り組んでいくかを考えるよいきっかけになったのではと思います.
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興味のある方は
「若者出前講座」は、未来を大胆に楽しく発想することが目的です!ハードルは高くありませんので、ぜひ皆さんの学校でもいかがですか?興味のある方は、企画部計画課へお問い合わせください。
(連絡先)企画部計画課 電話:078-362-4373 / メール:keikaku@pref.hyogo.lg.jp