自立した経済が息づく社会
デジタル経済が世界を覆い、シェアリングエコノミーが広がる中で持続可能な経済社会をつくる取組が進められている。地域に根付くものづくり産業を中心に、食、農、エネルギー、文化など生活に密着した産業が成長し、地域の中で価値が循環する自立的な経済圏が形成されている。そんな社会をめざします。
10循環する地域経済
地域の課題に応える仕事が次々と生み出され
地域の中で価値が循環する社会
- ものづくり産業が地域経済を牽引する
- 兵庫の多様な地場産業の存在感が国内外で高まっている
- 地域の課題解決に挑むコミュニティビジネスが拡大する
- 地域の需要に応える仕事を自分たちで作り、働く形が広がる
- 持続可能性と収益性を両立する「循環経済」が定着する
これからの主流は、効率化・標準化されていないローカル経済。地元で仕事が回っていく形をつくり、顔の見える経済をつくりたい。
地域課題をビジネスで解決し、地域内でお金が循環することで、自分たちで地域をつくることにつながればいい。
11進化する御食国
多様な気候風土を活かして多彩な食を生み出し
地域に豊かな食が行き渡る社会
- 五国の特性を活かした多様な農業が展開される
- 人と環境にやさしい農業が県土の隅々まで浸透する
- 美しく豊かな海で持続性の高い漁業が営まれる
- 超省力・高品質の食料生産体制が広がる
- 安全で信頼できる食が社会に行き渡る
都市近郊では、鮮度感に特化した品目を生産するなど、土地のポテンシャルをもっと生かすべき。
スマート農業は儲けるためよりも、どんな人でも働きやすい農業に変えるためにこそ必要。
12活動を支える確かな基盤
交流と安全の基盤が整い
自ら危機に備える文化も根付く強靭な社会
- 超高速の通信基盤と充実した交通基盤が社会経済活動を支える
- 社会基盤の強靭化・長寿命化とICTを駆使した防災・減災が進む
- 地震・風水害や感染症に強いまちづくりが進む
- 未知の感染症にも迅速に対応する危機管理体制が整う
- 過去の災害の経験を活かし、あらゆる危機に力を合わせて対処する
60㎏の人を運ぶのに2tの鉄の塊が動いている。未来の交通を考えるときは、もっと環境にやさしい、ヒューマンスケール、ヒューマンスピードの乗り物を大事にすべき。
災害が起こったとき、必ず地域住民との助け合いが必要になる。スムーズに助け合いができるよう普段から、地域コミュニティを大切にする社会にしたい。
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