12/18(日)、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで、「2050阪神地域の夢を語る」をテーマに、2050 年の阪神地域の理想とする未来像や夢の実現に向けて、私たちがチャレンジしたいこと、地域に必要とされること等を語り合う「阪神地域ビジョンフォーラム」を開催しました。
日時:12/18(日)15:30~17:00
場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパスG 号館202教室
プログラム:ビジョンフォーラム趣旨説明
意見交換(テーマ:魅力発信、文化・交流、まちづくり)
総 評
参加者:大学生グループ(関西学院大学、園田学園女子大学、武庫川女子大学、大手前大学、阪神まち大学):8団体
阪神地域ビジョン推進チーム(西宮まちなみ発見倶楽部、小園小・中学校区子ども会【おぞの探検隊】、NPO 法人いながわリンク、一般社団法人地方創生パートナーズ):4団体
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授 赤澤 宏樹
兵庫県阪神南県民センター長 秋山 徹志 兵庫県阪神北県民局長 和泉 秀樹 等 計110名
ビジョンフォーラムの様子
阪神地域で地域課題の研究や解決に取り組む大学生や活動団体が集い、魅力発信、文化・交流、まちづくりの3つのテーマに沿って、兵庫県立大学の赤澤教授の進行のもと、2050年の阪神地域に向けて描く夢や、その実現に向けて取り組みたいこと・企画したいこと等を発表し、ゼミの指導教員からのコメントも交えつつ、阪神南県民センター長、阪神北県民局長と意見を交わしました。
参加者からは、「街路樹のネーミングライツで資金を確保し、阪神間の山と臨海地域の緑をグリーンベルトでつなぐ取組」や「卒業後も阪神地域とつながることができるよう大学がまちづくりや祭り、店舗等と連携する仕組みづくり」の提案、「団体や個人が自分のできることを持ち寄るメンバーシステムを通じ、無理なく社会参加できるまちづくりを目指す取組」の紹介、「大学生の立場を生かして洋菓子店との新商品開発に参画した体験を踏まえ、学生の発信により子どもから高齢者まで多世代が交流できる学びの場を提供する」ことの提案など、ここ阪神地域での活動や取組から得られた体験に裏打ちされた、理想とする阪神地域の未来に向けた前向きで独創的な意見発表が数多くありました。
阪神地域ビジョン2050策定にあたり検討委員長を務めた赤澤教授からは、ビジョンは行政が音頭を取って地域住民や団体の意見も反映しながら策定したものだが、実際には、地域の多様な主体が“協働”して「阪神地域ビジョン2050」に描かれた未来の実現に向けて取り組んでいくことで完成していくもの、すなわち、皆が集まって何かを実行すること自体がビジョンの実現につながる、といったお話がありました。
阪神地域で活動する若い大学生やそれぞれの取組みを重ねてきた活動団体の皆さんの、地域の未来に向けた活発な意見発表が交わされるとともに、フォーラムの運営・企画には大学生の実行委員が参画し、司会も務めるなど、学生が多い阪神地域の特色を生かした活気に満ちたフォーラムとなりました。